「働く女性」の不妊治療生活

悩む、考える、暮らすこと

休職~選択しなければ、決断しなければ何も変わらないのです~

ご無沙汰しておりました。
4月の移植失敗から3か月、2回の生理を見送って今後の人生を見据える時間を過ごしていました。そして、ここにきてですが、秋から半年、仕事を休職する方向で職場と交渉に入り、ようやく休職の見通しがたったことのご報告です。


職場の直接の上司には不妊治療であること、しかもそれが体外受精という高度生殖医療であり、年の差婚をしたパートナーとの関係から、この時期を一つの区切りとして治療に専念したい旨を相談し、理解を得られての休職となりました。

この間に昨年結婚したばかりの弟夫婦に子どもが誕生し、両親は孫フィーバー。弟夫婦の同居も決まり、生まれてきた子を「内孫、内孫」といってはしゃぐ様子を見ては、落ち込む毎日を過ごしていました。そして、仕事の方も就職6年目の現在、忙しさが佳境に入り、午前様の帰宅になることが増え、晩御飯をつくるどころかパートナーの顔も見ない生活を送っていることに大きな疑問が点灯。さまざまなストレス原因に挟まれてもともとあった鬱傾向が加速。毎朝の通勤電車で涙を流すというネガティブな毎日に疲れ、とうとう、休職の話を切り出すことになりました。

私の状況、立場を理解して、休職にあたって私の背中を押してくれた上司には心から感謝。女性の上司なのですが、こういうところにWLBキャンペーンの成果を感じたりします。


とはいえ、もらった期間は半年。不妊治療の時間としてはやっぱり短いですよね。私の場合はKLCで胚盤胞になった卵を移植する方針なので、採卵からはじめて1回の移植にたどりつくかどうかの時間です。
しかし、この限られた時間で結果を出そうというよりも、不妊でめちゃくちゃになってしまったメンタルと体調を整えるくらいに気持ちを軽くして、秋からやってくる休職の時間を過ごせて行けたらよいかなと思っています。

 

36歳の秋にこんな時期がやってこようとは・・・

 

でも、やるんだから、やるからには、ネガティブなことよりも前向きになれることを考えて進みたいと思うので、以下に休職期間でやれることを描き出してみます。

(1) KLCに通う。自宅から片道1時間ですが、自然周期にこだわるKLCの治療方針、治療日に仕事を気にせず通院できるというだけでも、心のストレス軽減だわ。
(2) 朝、パートナーを送り出してから近くの公園に散歩に出かける。歩いて15分のところに芝生、木、池が広大な敷地にひろがる公園があるので、運動が嫌いな私でも有酸素運動を楽しく取り入れられるように、毎日の日課にする。
(3) 週に2回鍼治療に通う。今通っている鍼灸院には、一か月定額チケットというものがあり、約3万円で一か月に何回でも通えるのです。このチケットを利用すれば、週2回のペースだとだいたい1回4000円くらいで受けられることになるので、お得感があり、かつ、身体にもいいでしょ!
(4) 週に1回プールに通う。プールは身体を冷やすから妊娠にはよくないと聞いたことがありますが、これも近所に市営のプールがあって安価な値段で利用できるので、有酸素運動のために取り入れたいなと思っているアクティビティです。かつ、ここには温泉施設も併設されているので、プール後温泉で身体を温めて帰れることにメリットを感じて(←というよりも温泉に気持ちよく浸かるために運動する、という感じかも)、がんばってみようかなと思っています。
(5) お酒を控えていく。だいたいお酒が好きなので、「禁酒」まではいきませんが、仕事のストレスで毎日飲んでいる大量のビールを思い切ってやめたいと思います。飲めちゃうからって飲まないように。
(6) 家の中を掃除する。銀行などの書類の整理。そして、毎日きっかり19時に帰ってくるパートナーの夕ご飯を準備して待っていること。つまり主婦の生活を楽しみたいのです。

猛烈フルタイムではできなかったことを、とにかくやってみる。やりたかったことをやってみる。やりながら不妊治療に通ってみる。このDoリスト、考えるのは楽しいですが、あまり考えすぎて義務にならないようと思って、ゆる~くしておこうとも思っています。さあ、不妊治療を通して、自分自身の人生、人生の幸せに向かって、大きな一歩を踏み出しました。

現状、選択しなければ、決断しなければ、何も変わらなないのです。